仮想通貨は儲かるって聞いたけど、どうなんだろう。
興味はあるけどあやしいし、大損しそうで怖い。
今から買ってももう遅いんじゃないか。
実際に仮想通貨を始めようとしても、なかなか一歩目が踏み出せずに挫折してしまうケースは非常に多いです。
仮想通貨を購入するために一番大切なことは、仮想通貨の機能についてきちんとした知識を身に着けることです。私も不安を取り除き実際に購入するまでに、約半年間じっくり仮想通貨について勉強しました。
そこでこの記事では、これから初めて仮想通貨を購入する人が知っておくべき『仮想通貨の基礎知識』についてわかりやすく解説します。
この記事を読めば仮想通貨の機能や将来性についてざっくりと理解することができます。
仮想通貨は安心できる取引所で安全に買えば決して危ないものではありません。ぜひ最後まで読んで、仮想通貨投資への第一歩を踏み出しましょう。
仮想通貨とは一体何なのか
多くの人が「仮想通貨=ビットコイン」と認識していますが、それは違います。ビットコインは数ある仮想通貨の中の一つの通貨です。
まずは仮想通貨の原点となったビットコインを中心に、その機能について解説します。
仮想通貨はインターネット上で発行、取引されているお金です。
日本ではまだあまりなじみがないですが、海外ではビットコインで支払いができるお店がたくさんあります。
また、通貨と同じようにビットコインを別の人に送ったり、寄付にも使われています。
仮想通貨の長所は次の三つです。
- 世界中で使える
- 銀行口座がいらない
- 送金手数料が安い
世界の成人の約1/3が銀行口座を持っていません。そんな人でも仮想通貨であれば世界中のどこにでも送金ができます。
銀行口座が簡単に手に入る日本に住んでいるといまいち実感しにくいですが、これは世界的に見ればとても重要なことです。
また、仮想通貨は世界中で使えるお金なので、銀行を介して海外に送金するよりもスピーディーに送金することができます。
日本の円やアメリカのドルなどの法定通貨は「信用」で成り立っています。
原価20円ほどの紙きれでしかない1万円札が1万円として通用するのは、みんなが「1万円の価値がある」と信じているからです。
この「信用」は国に対する「信頼」が支えています。
国に対する信頼が失われると通貨の価値は暴落し、物価の暴騰(ハイパーインフレ)が起こります。
では、ビットコインの信用はどこにあるのでしょうか。大きく分けて三つあります。
- 誰も偽造、改変できない
- 特定の国や企業の思惑によって左右されない
- 発行数が有限である(希少である)
ビットコインには、「全員が過去の取引記録を相互に承認する仕組み」があり、誰も偽造、改変ができないと考えられています。
またビットコインには、中央銀行のように供給量を意図的に増減させて景気をコントロールするという概念はありません。10分ごとに行われるマイニングレースの勝者に一定のコインが発行されるという絶対的なルールがあり、このルールが全体に共有されていることも信用を生んでいます。
そして、ビットコインはあらかじめ発行枚数に上限が設定されていて、その枚数は2100万枚です。すでに9割ほどが発行されていて、計算上は2141年に全てのビットコインが掘り尽くされます。
つまり、ビットコインは特定の国や企業が操作して不正に大儲けすることは不可能であり、金(ゴールド)のように希少だからこそ価値が認められているのです。
ビットコインは2009年1月3日に、サトシ・ナカモトの論文をもとに生まれました。
サトシ・ナカモトは日本人の名前に見えますが、その正体はいまだにわかっていません。
サトシ・ナカモトは、銀行などの中央機関が関与しない新しいお金のあり方を目指しました。
ビットコインが初めて通貨としての価値を持ったのは、2010年5月22日に「ピザ2枚=1万BTC」で取引が成立した瞬間でした。
このように値が付いたことによって、ドルや円などの通貨とも交換できるようになります。
たとえば「ピザ2枚=1万BTC=20ドル=2000円」という式が成立するからです。
こうして仮想通貨は経済活動に組み込まれていきました。
ブロックチェーンとマイニングは、ビットコインを語るうえで欠かせない技術です。
ここでは、ざっくりとその二つについて説明します。
ブロックチェーンとは、仮想通貨の取引の履歴が記録されたものです。
これは、銀行でいう通帳のようなもので、世界中すべてのビットコインの取引履歴が一つの通帳に記録され、みんなで監視します。
この通帳は約10分で一杯になり、書き込まれた取引を実行するには、複雑な計算をして答えを出すことにより通帳を閉じる(取引を承認する)必要があります。
この通帳が「ブロック」で、ブロックをつなげていくことを「ブロックチェーン」といいます。
また、この承認作業として一番早く計算を解いた人には報酬としてビットコインが新規発行され与えられます。このことを「マイニング」といい、承認作業をする人を「マイナー」と呼んだりします。
この報酬目当てに多くの人が承認作業に参加することによってセキュリティーが強化され、お金としての信用につながるのです。
ちなみに現在の報酬は6.25BTC。1BTC=700万円だと4,375万円!!
今後の仮想通貨への期待
日本では、仮想通貨を今から買うのはもう遅いと思われていたりもしますが、むしろまだ始まったばかりでこれからの時代に必要不可欠なものです。
実際に海外では、ブロックチェーンの技術やそれを使ったサービス、仮想通貨によって社会がよくなることへの期待からますます注目されています。
仮想通貨、ブロックチェーンの技術を使ったサービスには以下があります。
- NFT
- NFTゲーム
- メタバース
- DeFi
NFTやメタバースは、「イーサリアム」という仮想通貨のブロックチェーンが基盤となります。
ビットコイン以外の仮想通貨のことを「アルトコイン」といい、イーサリアムはその代表です。
イーサリアムはさまざまなサービスの基盤となり、「プラットフォーム」の役割を担います。
NFTやメタバースなどのサービスを利用するには、イーサリアムのブロックチェーンの技術が必要不可欠だと言えます。
ブロックチェーンはインターネットと同じくらいの大発明と言われていて、今後も続くWEB3.0時代の中核であり、将来性に期待できます。
仮想通貨は余剰資金で定期的に購入しよう
仮想通貨は世界中で使えるインターネット上のお金であり、その機能や将来性への期待から市場がますます成長すると考えられます。
また、WEB3.0には仮想通貨とブロックチェーンの技術は欠かせないものであり、これからの時代を戦ううえで必要不可欠なものです。
よって、仮想通貨を求める人が増えることで今後も価値が上がることは大いに期待できると言えるでしょう。
まずは、信頼できる国内の取引所の口座を作ってビットコインとイーサリアムを買ってみましょう。
最初は少額買って、慣れてきたら定期的に積み立てて、長期保有がおすすめです。
仮想通貨は良くも悪くも値動きが大きいので、余裕資金(数年使う予定のないお金)で購入しましょう。
国内のおすすめの取引所はコインチェック、GMOコイン、DMMビットコインなどです。
コインチェックでビットコインをこつこつ積み立てて、送金手数料無料のGMOコインでイーサリアムを購入して、ウォレットに送金してNFTを買うなど、取引所ごとに使い分けるのもいいでしょう。
どこの口座も写真付きの身分証明書1枚とスマホがあれば口座開設できます。作業時間は10分程度です。パソコンからもできますが、写真をとる必要があるのでスマホの方が便利でしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!